皆さん、街中で「なんだか古くて誰も住んでなさそうな家だな…」と感じたことはありませんか?それが「空き家」です。

実はこの空き家、今、日本中で大きな問題になっています。もしかしたら、あなたの実家や親戚の家も、将来空き家になるかもしれません。

今回は、そんな空き家対策について、分かりやすく解説していきます!

 

空き家って、なんで問題なの?

 

「誰も住んでないなら、別にいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、空き家を放置すると、様々な問題が起こります。

  • 景観の悪化: ボロボロの空き家は、街の見た目を悪くします。観光客が減ったり、住んでいる人の気分も沈んでしまいますよね。
  • 治安の悪化: 不法投棄の場所になったり、不審者が侵入したり、放火のリスクも高まります。地域の安全が脅かされることにもなりかねません。
  • 倒壊の危険性: 老朽化が進んだ空き家は、地震や台風などで倒壊する危険性があります。もし隣の家に被害が出たら大変です。
  • 衛生問題: 雑草が生い茂り、害虫や害獣の発生源になることもあります。異臭騒ぎになることも…。
  • 資産価値の低下: 周囲に空き家が多いと、その地域の不動産全体の価値が下がってしまうこともあります。

ひどい場合は、行政代執行(強制的に解体すること)が行われ、その費用を所有者が負担しなければならないケースもあります。

 

空き家対策、どうすればいいの?

 

では、自分の所有する家が空き家になりそう、または既に空き家になっている場合、どうすれば良いのでしょうか?主な対策は以下の3つです。

 

1. 活用する

 

一番前向きな選択肢は、空き家を再び活用することです。

  • 賃貸に出す: リフォームして賃貸物件として貸し出すことで、家賃収入を得ることができます。
  • 売却する: 必要であれば、不動産会社に相談して売却することも可能です。
  • 地域交流の場にする: シェアハウスやカフェ、コワーキングスペースなど、地域の人々が集まる場所に生まれ変わらせることもできます。

活用することで、固定資産税などの維持費の負担を減らせるだけでなく、地域の活性化にも貢献できます。

 

2. 管理する

 

すぐに活用できない場合でも、適切な管理は必須です。

  • 定期的な換気と清掃: カビや害虫の発生を防ぎ、建物の劣化を遅らせます。
  • 庭の手入れ: 雑草を刈り、落ち葉を掃除することで、景観を保ち、害虫の発生を抑えます。
  • 郵便物の回収: ポストに溜まった郵便物は、不在を知らせるサインになるため、定期的に回収しましょう。
  • セキュリティ対策: 窓やドアの施錠はもちろん、防犯カメラの設置なども検討しましょう。

遠方に住んでいて自分で管理できない場合は、空き家管理サービスなどを利用するのも一つの方法です。

 

3. 解体する

 

どうしても活用や管理が難しい場合は、最終手段として解体も検討します。

  • 更地にして売却: 建物が老朽化しすぎている場合や、広い土地として需要がある場合は、解体して売却する方が良いこともあります。
  • 固定資産税の注意: 建物が建っている土地は「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が安くなる場合があります。
    しかし、解体して更地にすると、特例が適用されなくなり、固定資産税が高くなる可能性があるので注意が必要です。

解体には費用がかかるため、事前の見積もりや補助金制度の確認が重要です。

 

どこに相談すればいいの?

 

「具体的にどうしたらいいか分からない…」という方も多いでしょう。そんな時は、以下の窓口に相談してみましょう。

  • 各市町村の空き家担当窓口: 空き家に関する相談窓口を設けている自治体が増えています。補助金や専門家紹介などの情報も得られます。
  • 地域の不動産会社: 売却や賃貸を検討している場合は、地元の不動産会社に相談しましょう。
  • 弁護士・司法書士: 相続問題が絡む場合や、複雑な権利関係がある場合は専門家のアドバイスが必要です。
  • NPO法人など: 空き家問題に取り組むNPO法人なども存在し、様々なサポートを行っています。

 

まとめ

 

空き家問題は、他人事ではありません。適切な対策を講じることで、様々なリスクを回避し、地域の活性化にも繋げることができます。

もし、ご自身やご家族が空き家を所有している、または将来的に空き家になる可能性がある場合は、早めに専門家や自治体に相談し、最適な方法を検討するようにしましょう。

空き家を「負動産」ではなく、「資産」として未来に繋げていけるよう、一緒に考えていきましょう!