独身の時は漠然と自分の人生設計を考えていた人が、結婚し子供ができると「教育資金や住宅資金また老後資金は大丈夫だろうか?」と心配になり真剣に人生設計を考えるようになったという人も多いかと思います。
今回は、そのような人たちが実際にどのようにしたら今後の人生設計が具体的にできるのかをわかりやすく解説していきます。
でも、「なんかめんどくさそうだな?」とか「自分一人でできるかな?」と不安になる方もいるかと思いますが、数字を入力するだけで勝手に計算される表などがありますのでどうぞ安心してください。
この記事の内容
ライフプランニングの手順
ライフイベント表の作成
ライフプランを考えるときには、まず最初にライフイベント表を作成しましょう。
ライフイベント表とは、家族の将来の予定や希望を時系列で表したものです。
ライフイベント表を作成してみると、漠然と考えていたイベントが実際にどのくらいお金が必要なのかがわかるようになります。
ライフイベント表の例
キャッシュフロー表の作成
ライフイベント表の次は、キャッシュフロー表の作成です。
キャッシュフロー表とは、現在の収支状況や今後のイベントをもとに、将来の収支状況や貯蓄残高の推移を表にまとめたものです。
キャッシュフロー表を作成することにより、将来お金が足りるのかどうかがわかってきます。
キャッシュフロー表の例
年間収入
キャッシュフロー表には、自分で自由に使えるお金である可処分所得を収入として記入します。
可処分所得=年収ー(社会保険料+所得税・住民税) |
年間支出
支出には、次のような項目があります。
①基本生活費(食費、被服費、公共料金など)
②住居関連費(家賃、住宅ローンなど)
③教育費(学校教育費、家庭教育費)
④保険料(生命保険料、損害保険料など)
⑤その他支出
⑥一時的な支出(マイカーの購入など)
年間収支
年間収入と年間支出の差額が年間収支となります。
貯蓄残高
前年の貯蓄残高に変動率を掛け今年の年間収支分を加算した金額を記入します。
変動率
キャッシュフロー表は将来のお金の収支を表しているため、今後の変動率を設定して将来の金額を計算しなければなりません。
バランスシート
最後にバランスシートです。
企業の「貸借対照表」のように資産と負債のバランスを表すバランスシートを作成することで、家計の資産と負債の状況を把握することができます。
バランスシートの例
まとめ
このように、ライフイベント表ではこれからの夢など将来の生活設計を記入し、それをキャッシュフロー表に金額と一緒に転記していくと実際に可能なのかや問題点などがみえてきます。
そのうえでこれからどう対策していくのかを考えていくことが大切になってきます。
また、今回紹介した表は日本FP協会のホームページで誰でも無料でダウンロードできるようになっていますので是非活用してください。